なぜ喪服は黒色なのか?

黒というと今ではすっかりと喪のイメージが定着していますよね?
普段着でも黒を着ていると、暗いイメージを連想される方もいるくらいです。

しかし日本の文化を色々調べてみると、昔の喪服というのは真っ白な着物を着用していたようです。
現代では白い着物というと「死人が着る着物」というイメージがありますから、現代人にとっては少し抵抗があるものだと言えるでしょう。
しかし時代劇などで死人を葬るシーンなんかであれば、確かに黒を着用しているイメージはありませんし、今でもお隣の韓国や中国では喪服に白を着用しています。

ではなぜ喪服は白色から黒色になったのでしょうか?

この話には様々な説や意味合いがあり、どれが正確な話かははっきり分かっていません。
その昔、日本では、庶民だけが白い着物を着用し、貴族だけが黒色の着物で葬儀を行っていたという説があります。
白い着物を黒く染めるのには、お金がかかりますし、身分をはっきり分けるための識別だったのかもしれません。

またこれは、アメリカやヨーロッパの喪服を真似て始まったことではないか?とも言われています。
アメリカやヨーロッパでは昔から黒色の喪服を着用していたようです。

もう一つの説では、白は汚れやすいため、着る物が少ない時代には大変だったため、戦後黒色に統一されたという説もあります。

また白は明るいイメージがある色ですが、黒は悲しみの色のイメージがあります。
死者との別れを表すために黒色になったという説も存在します。

どちらにせよ、喪服が黒色に統一されたのは、意外にもまだ新しい文化であり、その昔には真逆の白を着ていたという歴史があったこともまた驚くべきポイントです。

しかし和装の着物の下に着る襦袢や足袋など白を着用するところを見れば、その名残であるのかなというのが分かりますよね。
ですので、今ではやはり黒がマストで喪服としてのお葬式のマナーとなっていますので、葬儀に参列する際は、黒色の喪服を着用するようにしましょう。
またこちらの葬儀の種類によって変わるマナーについての記事も参考にご覧ください。

Copyright (C) 最後の儀式 All Rights Reserved.